マクロビオティックについて

マクロビオティックについて 基礎編①(About Macrobiotic Fundamentals ①)

まずは、マクロビオティックっていったい何?という所から始めたいと思います。よくある答えは、お肉を食べない、穀物菜食、ベジタリアンやヴィーガンみたいなもの、なんかちょっと難しそう、でも体に良さそう、そもそもよくわらないなどなどでしょうか。

知られているようで、まだまだ知られていないマクロビオティックについてこれから色々お伝えしていきますので、ぜひお付き合いください。

まずは、今回の説明でマクロビオティックはこんな感じなんだよってイメージしてもらえればと思います。

マクロビオティックという言葉ですが、これは

マクロ=大きな ビオ=生命 ティック=学問

を合わせた造語であり、合わせると「大きな命の学問」という意味になります。

Wikipediaでは、

マクロビオティック (macrobiotics) は、従来の食養に、桜沢如一による陰陽論を交えた食事法ないし思想である。長寿法を意味する[1]。玄米全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類、塩から組み立てられた食事である。身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持つ。運動創始者の桜沢如一は、石塚左玄玄米を主食とした食事法のための食養会に所属し会長も務めた後、思想を発展させ、また民間運動として世界に普及させた。他の呼称に玄米菜食穀物菜食自然食食養正食[注釈 1]、マクロビ[注釈 2]、マクロマクロバイオティックがある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なかなかこれを読むと難しそうですね。でも大丈夫。いくつかの法則を理解すればとっても簡単なんです。

まずは、マクロビオティックは、海外の人が作ったと思っている方もいるかと思いますが、日本人が作ったものなんですね。そして、1950年代頃に久司道夫という方がアメリカに渡り、そこで発展、広めたものが日本に逆輸入のような形で入ってきたのです。なのでハリウッドスターやアメリカの有名な方々が実践しているんです。

さて、マクロビオティックというと多くの方がイメージするのは食事や料理だと思います。

そうですね、食事はマクロビオティックにとって大きな要素の一つです。私たちは日々、食事をしています。一般的には1日3回食べますよね。少ない方は1回とか多い方は4回とか5回とか(3時におやつを食べたり)。その食べたものはどうなるのかというとそれは私たちの身体になるのです。今のあなたの身体は今まで食べてきたもので作られているのです。当たり前のことですよね。そして自分達が食べた食べ物は、身体だけでなく感情や態度にも影響を及ぼすのです。

「私たちは食べたもので出来ている」

そのため、マクロビオティックでは食事を重要な要素の一つとしています。そして、先ほど書きましたが、日本人が作ったものですので、料理は伝統的な日本食がベースになっています。そのため、日本の方は理解しやすいと思います。ただ、今のマクロビオティック料理は世界各国の料理も多く多様化していますので、色々と楽しめますし、それにどれもおいしいですね。

では、マクロビオティックの料理とはどのようなものなのでしょうか。普段している料理と何が違うのでしょうか。

その前に、マクロビオティックが目指しているもの、指針となるものは何なのかということをお伝えしたいと思います。

それは

調和

なのですね。

まずは自分自身が周りの環境と調和する(ように食べる暮らす)、自分自身の体調、目的と調和する(ように食べる暮らす)ですね。そうすることによって自分自身が健康になり、充実した自由な生き方をすることができる。そのような人々が世界中にたくさんいれば、平和な世界が生まれ、調和の取れた社会が実現するのです。それがマクロビオティックの目指すものであり、大切にしているものです。

では、実際には、どのようにして食事、料理をすれば良いのでしょうか。それには、いくつかの法則があります。それは

  • 身土不二
  • 一物全体
  • 陰陽調和

です。

これらの言葉を見たり、聞いたりしたことはありますか。知っているという方もいらっしゃると思いますし、全く初めてという方もいると思います。どうでしょうか。

ひとつめの身土不二とは、身体(身)と自分が住んでいる場所(土)は、切り離せない、二つではない(不二)という意味です。私たちは、日々、その場所で呼吸をし、食事をとり、飲み物を飲み、景色を眺め、音を聴き、光を見ています。たくさんの情報を環境から吸収し、影響を受けています。そして同様に私たちも環境に影響を与え、相互作用が生まれているのです。その考えから、昔の方達は自分達の身近な自然を大切にしそこで取れた恵みをいただき、また返すという調和の取れた生き方をしていました。

ただ現代生活でそれを完璧に実行することは難しいですし、ストレスになってしまいます。やらなければならないではなく、柔軟性を持ち自分のできるところから少しずつ始めてみるのが良いと思います。

例えば、買い物に行った時に「自分の住んでいるところにできるだけ近いところで作られた野菜を買う」や「季節に合った旬なものを選ぶ」などです。食材や調味料などの選び方は、色々とあるのでまたの機会に詳しくお伝えしますね。

次にふたつめですが、少し長くなってしまったので続きは次回に。読んでいただきありがとうございました!

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