マクロビオティックについて

マクロビオティックについて 基礎編③(About Macrobiotic Fundamental ③)

それではマクロビオティックを実践するのに何から始めたら良いのだろうということですね。やはり、まずは料理、食事からが始めやすいと思います。

では何をすると良いのか、いくつかのポイントをあげてみたいと思います。

1 食材を自然なものに

 野菜、豆類などの食材はできるかぎりオーガニックや自然栽培なものを使用する。加工品などもそうですね。また、加工品の場合は添加物なども気をつけたいですね。原材料表示を確認して何が使われているのかを見るのも良いと思います。

2 調味料を整える

 食材も大切ですが、調味料は毎日、毎回使うもの。なのでまずは調味料から変えていくのをお勧めします。代表的なものとして、醤油、塩、味噌、酢などを伝統的な手法で作られたものに変えていくだけでも食事の質は大きく変化すると思います。これも原材料表示を見て、添加物の入っていないもの、自分が知っている材料だけで作られていれば多くのものは大丈夫です。醤油なら、大豆、小麦、食塩だけで作れます。塩も天然塩や天日塩と呼ばれるものを選ぶと良いと思います。

3 野菜などの植物性食材を増やし、動物性食材を減らす

 動物性食材を摂ることは悪いことではありませんし、マクロビオティックでお肉や乳製品を禁止しているわけではありません。ただ、全ての人がそうではないと思いますが、現代の食生活ではやはり動物性食材が摂りすぎている傾向があると思います。なので少しづつでも植物性の割合を増やしていくと良いと思います。

4 よく噛む、そして食べすぎない

 よく噛むということはとても大切なことです。噛むことで食物は唾液とともに分解され、胃腸などで消化、吸収しやすくなります。また、適度な量で満腹感を得られますので、食べ過ぎをしなくなります。七号正食という健康法があるのですが、玄米を一口100回以上噛むことで、体調を整える食事法です。何度かしたことがありますが、身体がすっきりと軽くなります。七号正食については、また別に機会にお伝えします。

5 油を変える、減らす

 油は何を使えば良いのか聞かれた場合は、菜種油や胡麻油をお薦めしています。これも伝統的な方法(玉締め圧搾法など)で作られたものが良いです。また油も現代の食生活では取りすぎの傾向にあるので、使う量は控えめに。

6 食器や調理器具を整える

 食器や調理器具もできるだけ自然なものが良いと思います。食器であれば、陶器や木製、ガラス製など、調理器具であれば鉄製、ステンレス製、陶器などがお薦めです。鍋などは厚くて蓋が重いしっかりしたものなどがあると便利ですね。フライパンもテフロン加工などしていない鉄製のものなどが身体にも負担がかからないと思います。できればご飯も炊飯器ではなく圧力鍋や土鍋でガスで炊くことも取り入れてもらいたいです。また、電子レンジはあまり使わないというものお薦めですが、忙しく時間が取れない方もいると思いますので、週に1度や2度はご飯を鍋で炊いてみるとかからスタートしても良いかと思います。



いかがでしたでしょうか。今回、マクロビオティックを始めるにあたりいくつかのポイントを紹介しました。ただ、これを全部いっぺんに始めるのは大変かなと思います。せっかくの楽しい食事がストレスになってしまったら、何のためにしているのかわからなくなってしまいます。なので、あくまでも負担なく楽しくできる範囲で少しずつ初めてみてください。

人は一人一人違います。皆それぞれの個性を持って存在しています。なので食事の仕方も人それぞれなのです。マクロビオティックは規則ではなく法則ですので、それを知って自分や家族のために柔軟に使っていって欲しいと思います。そしてご自身や家族の体調や態度、感情の変化を楽しんでみてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。

Hokkaido Natural LifeのYouTubeチャンネルはこちら。マクロビオティックレシピを公開していますのでこちらもぜひご覧ください。

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