【七号正食について】
七号正食は、マクロビオティックの祖である桜沢如一が提唱した、心身改善のための食事療法です。多くの病気は血液の汚れから引き起こされるという考えがあり、体内血液は約10日で入れ替わると言われています。そのため、10日間の七号正食の実践によって、血液を良質なものに改善することにより心身改善に向かうというプログラムです。
(期間) 7日~10日間
(食べ方) 1日一合の玄米を2~3回で食べる。その他に食べられるものは、ごま塩、寒干大根か梅干し、三年番茶、浄水。
茶碗一杯の玄米に、小さじ一杯のごま塩をふりかけ、寒干大根か梅干しを添える。一口100回以上噛む。お茶は一日3回、ご飯の後に飲む。だいたい一回の食事に30~40分かかります。
(玄米の炊き方)無農薬の良質の玄米を選びます。基本は圧力鍋を使いますが土鍋などでも大丈夫です。洗った玄米を1.2~1.5倍の水とひとつまみの天然塩と一緒に炊きます。圧力がかかったら弱火にして30分日にかけます。その後火から下ろして圧が抜けるまで蒸らします。時間などはお持ちの圧力鍋の炊き方を参考にしてください。
(七号正食中の体などの反応について)
七号正食中は、それまでになかった症状や以前の病気や怪我の症状が、痛みや不快感となって現れる場合があります。
- 身体全体の倦怠感・脱力感・頭痛・動機など
- 胃腸系の弱い人は、吐き気・下痢・便秘など
- 鼻水や痰が出たり、喉が赤くはれる
- 湿疹が出る
- 悪寒・発熱・せき
- イライラするなど感情的になる
(七号生食後の注意点)
七号正食で少食となり、胃が小さくなっています。そのため普通の食生活に戻るためには2週間程度はかかります。いきなりたくさん食べずに、少しづつゆっくりと量を戻していってください。
- 動物食は2週間は取らない
- 生野菜・果物は1週間は避ける
- アルコール類も1週間は避ける
- 砂糖も避ける。極陰、極陽をさけ中庸のバランスのとれた食事をとる
七号正食は、老廃物を一掃してくれ、血液を浄化し、体内毒素が排出され、不要となった細胞はいなくなると言われています。ただ、実践する場合には、病気、症状のある方は医師などにご相談するか、あくまでもご自身の責任の上で行なってください。